応募66作品の中からダイヤモンドグラミネーションに輝いたのは
多田文彦様『稲荷鳥居のくぐり方』☆☆☆

1~20分のオリジナルアニメ作品を募集するアニメコンペ「もえろ!アニメコンペティションフクヤマニメAWARD2024」。フクヤマニメ初日の10/19(土)に表彰式が開催され受賞作品が決定しました。過去最多の応募66作品の中からダイヤモンドグラミネーションに輝いたのは多田文彦様『稲荷鳥居のくぐり方』!!さらに審査員特別グラミネーションには井上やまと様『鉄筋戦士ベクター3』
が選出されました。受賞された皆様おめでとうございます。そしてご応募いただいた皆様に心よりお礼を申し上げると共に、これからのさらなるご活躍を楽しみにしております☆

◆受賞作品

ダイヤモンドグラミネーション
多田文彦様 『稲荷鳥居のくぐり方』

◆ダイヤモンドグラミネーション受賞者・多田文彦様コメント

ダイヤモンドグラミネーションというすばらしい賞をありがとうございます。『稲荷鳥居のくぐり方』は昨年ノミネートしていただいた『稲荷遊技場』の前日譚として制作しました。少年が“射的屋の娘”という独特の魅力を持つ女性に魅了されていくさまを表現したく、仕草や表情を自分で楽しみながらも描きました。その雰囲気をさらに盛り上げてくれたBGM制作いしいさん、アゲハの魅力を最後に声でカタチにしてくれた高梨みほさん、そして評価していただいた審査員の皆様、みていただいた皆様ありがとうございました。

審査員特別グラミネーション
井上やまと様 『鉄筋戦士ベクター3』

◆審査員特別グラミネーション受賞者・井上やまと様コメント

ハイレベルな作品群の中で賞をいただけてとても驚いています。まだ12歳なので、フリーソフトで思いつくまま、一人で楽しく制作しています。今回、すごい人たちの中に加えていただけて、とても嬉しいです。受賞作は、友達から「僕のオリキャラ(タコらーゆ)を3D化して」とリクエストされて、自分のオリキャラ「ベクター3、ベクター2」とのコラボ動画として小学6年の時に制作したものです。これからももっと腕を磨いていきます。見てくださってありがとうございます。

羽原 信義さん

只野 和子さん

岡 秀樹さん

笠間 寿高さん

◆審査員長 羽原信義さん評

・ダイヤモンドグラミネーション『稲荷鳥居のくぐり方』
昨年ご応募いただいた作品と同じ世界観でありながら、レイアウトや動きのタイミング、編集などの表現力に磨きがかかっていたと感じました。コンパクトにまとめつつ、暖かく優しい空気に満たされた優れた作品でした。

・審査員特別グラミネーション『鉄筋戦士ベクター3』
2Dと3Dの違いを題材にした新しい視点の題材を、わずか11歳の少年が(声も含めて)ほとんど一人で完成させている事に驚愕。受賞後に技術的な質問をした時、キラキラと瞳を輝かせて説明してくれる少年監督の姿がとても素晴らしく、印象的でした。フクヤマニメで得た経験が、彼にとって良き糧となってくれますように。

【総評】
今回も多くの方からのご応募を頂きありがとうございました。
今年はAIを使ったと思われる作品も登場し、3DCGを使用した作品が大幅に増えた中、驚異的な作画技術や斬新な映像表現を試みた作品もありました。
ノミネートに至らなかった作品の中にも本当に僅差のものが多く、今までで最も審査員一同を悩ませた、力作揃いのコンペティションでした。
個人でアニメを制作するハードルが年々下がってきているのを実感しています。ぜひ来年のアニメコンペティションに向けて、あなたもトライしてみてはいかがでしょうか。
ご応募、お待ちしております!!